MCナイロンのネジ加工と材質について解説します
MCナイロンのネジ加工でお困りでしたら、岸本工業にご相談ください!
弊社はプラスチックの精密加工や治具製作、設計、部品調達などを承っている樹脂専門の加工会社です。
今回のコラムでは、MCナイロンのネジ加工をテーマに、材質やネジ加工についてご紹介いたします。
MCナイロンへのネジ加工時の注意事項もご紹介していますので、是非ご覧ください。
MCナイロンとは【樹脂】
MCナイロンは機械的特性に優れた樹脂で、正式名称はモノマーキャストナイロンです。
MCナイロンは幅広い分野、様々な用途で採用されているエンジニアリングプラスチックですが、どのような材料なのでしょうか。
特長や主な用途について簡単にご紹介します。
材質の特長
MCナイロンはエンジニアリングプラスチックの一種で、一般的によく使われている樹脂です。
青色が特長のMCナイロンは強度があり耐摩耗性に優れ、精度が出しやすい特長があります。
汎用的に使われている樹脂である一方、吸水性が高く、形状によっては歪みや反りが起こる可能性があります。
また、バリが出やすい素材なのでバリ取りが必要になります。
主な用途
MCナイロンの主な用途をご紹介します。
最も汎用的に使われるMC901を例にご紹介します。
■主な用途
車輪、歯車、スプロケット、ローラー、軸受け など
主に工業、車両などの分野で採用されることが多くありますがが、一般ではキャスターの車輪などでも使われることもあります。
MCナイロンやPOMについて、素材の違いや特長についてこちらのコラムでも解説しております。
是非こちらもご覧ください。
MCナイロンとジュラコン(POM)の違いとは?特徴や用途をご紹介
MCナイロンへのネジ加工について
MCナイロンは樹脂なので、MCナイロン製の部品にネジ加工(めねじ)をする場合、ネジの締めが強いとネジ山がなめてしまいます。
そのため締めに強い力が加わる場合や、何度も繰り返し使用する場合など、耐久性が求められる場合には注意が必要です。
ネジ部に強度を持たせる場合にはめねじにヘリサートを入れると良いでしょう。
また切削加工をした場合、削った部分に角(バリ)がでやすい特性があるので、バリ取りをして綺麗に仕上げる必要もあります。
弊社では加工時に出たバリも丁寧に取り除き、安全性の高い状態で納品いたします。
また、部品へのめねじのほか、全ネジやMCナイロン製の樹脂ネジの製作も承っておりますので、御入用でしたらご相談ください。
プラスチックの精密加工や部品・治具製造は専門会社の岸本工業にお任せください
弊社、岸本工業はプラスチックの専門会社として精密加工や部品、治具の制作を承っております。
今回ご紹介したMCナイロンのネジ加工につきましても、部品へのネジ加工はもちろんのこと、全ネジ加工にも対応しております。
MCナイロンやPOM製の部品のネジ加工をはじめ、樹脂の事でお困りの事がありましたらお気軽に弊社にご相談ください。
図面が無い、もしくは古くて読めない場合や、どんな材料を使えばいいかご不明な場合でもご安心ください。
お客様に最適な材料、加工方法をご提案いたします!
オンラインでの商談にも対応しておりますので、お気軽にお問い合わせください。
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