1. /
  2. 岸本工業のブログ
  3. /
  4. ウレタン注型とは|試作開発は可能?樹脂の種類や成形の工程についてわかりやすく解説

ウレタン注型とは|試作開発は可能?樹脂の種類や成形の工程についてわかりやすく解説

ウレタン(注型用)とは機械特性に優れた樹脂

ウレタン(注型用)とは機械特性に優れた樹脂の種類の一つです。

そもそもウレタン(正式名称:ポリウレタン)とはどういった樹脂なのかというと、化合物とアルコールの反応によって生成される樹脂の一種です。

ウレタンの種類だけでも100種類以上もあり、スポンジや衣類など日常的にも使用される材料です。

そんなウレタンですが、注型での試作品製作でもよく選ばれている材料で、機械性に優れたものもあります。

ここでは、真空注型で使用されるウレタンとはどういったものなのか種類や成形の工法などについてご紹介します。

真空注型に使用されるウレタンの種類とは

真空注型に使用されるウレタンの種類は加工メーカーによって様々です。

ただ、多くの試作品の成形などには以下のようなウレタンが使用されます。

よく使用されるウレタンの種類

  • ABS相当・・・量産時・金型の成形品がABSの場合に使用
  • PP(ポリプロピレン)相当・・・量産時・金型の成形品がPPの場合に使用
  • アクリル相当・・・透明な製品に対して使用
  • エラストマー相当・・・ゴム製品に対して使用

※〇〇相当とは、その材料に近い材質のこと

このように、注型では量産時や金型で成形するときに使用する材料に性質が似たウレタンが使用されます。

ウレタン注型とは 材料の種類

またこの他にも、ホビーやフィギュア人形の複製に適した注型用のウレタン樹脂を用意しているメーカーもあります。

もし試作やお作りしたい製品に対して、どのウレタンを選ぶか迷っている方は岸本工業へご相談ください。

当社では、設計や材料選びからご相談が可能ですので、目的に応じて最適なご提案をさせて頂きます。

 

真空注型とは?工法や作業の流れ

真空注型とは、シリコンゴムの型にウレタンなどの樹脂を流して成形する方法です。

注型用のウレタンを使用した注型の工法は、一般的な真空注型と同じです。

まずはマスターモデルを使ってシリコン型を製作します。

シリコンが固まったらマスターモデルを出し、シリコン型を整えます。

そのシリコン型に真空状態で撹拌したウレタンを流し入れて、マスターモデルの複製を製作します。

ちなみに、注型ではマスターモデルが必要となるため、あらかじめ準備しておきましょう。

岸本工業では切削加工による注型用のマスターモデルの製作が可能です。

※マスターモデルとはシリコンゴムの型で複製する原型のこと

設計からマスターモデルの製作、注型まで必要な加工を一貫対応できますので、まずはご相談ください。

 

真空注型(ウレタン)の活用方法

真空注型のウレタンの活用方法としては、主に試作などにおいて金型での量産を検討している場合に向いています。

なぜなら真空注型は20個ほどのロット数までであれば一つの型で対応できるからです。

そのため中ロット程度であれば、注型でコストを抑えて製作することができます。

このようなメリットがあるため、商用や営業用のサンプル製品、小規模の市場向けの製品などにも注型が選ばれます。

また、ウレタンは調色をすることも可能ですので、色のパターンの展開を検討するときなどにもウレタンでの真空注型が選ばれます。

 

岸本工業では開発・試作の支援を行っています

開発・試作では、実際に製作するとなると開発時点では気づかなかった問題点や、どうしても製作の知識が必要になる場面があります。

ウレタン注型とは 実験用治具

岸本工業はこれまでの現場力を活かし、モノづくりの視点で開発・試作をサポートいたします。

材料は何を選ぶか、設計・形状はどうするか、どの工法で試作を行うかなどご相談が可能です。

また、当社は高精度の切削加工が強みの樹脂加工会社です。

試作する前段階である開発・研究時に必要になる治具や装置の製作も承ります。

では、具体的にどういった製作や加工ができるのか、ここでは詳しくご紹介します。

 

これまでの開発・試作支援をご紹介

これまでにも当社では開発・試作支援を行った実績があります。

主に岸本工業では注型ではなく、切削加工による試作に対応しております。

ただご相談に応じて、注型など他の工法のご提案をすることも可能ですのでお気軽にご相談ください。

最初にご紹介する事例は、電気機器メーカー様からのご依頼による医療装置筐体試作です。

ウレタン注型とは 筐体試作

注型の場合はABS相当(ABSに近い性質を持つウレタン)での試作になりますが、切削加工では実際にABSを使った試作が可能です。

こちらの事例では、当社でコスト面や加工性を踏まえ、形状の修正をご提案しました。

次にご紹介するのは、開発において必要になる実験用治具の製作事例です。

ウレタン注型とは 固定治具

お客様からいただいたイメージ図から、形状のご提案をさせていただき、製作しました。

このように、試作品の製作のサポートだけでなく開発や、研究段階で必要になるユニットや治具の製作も可能です。

 

注型のマスターモデルの製作や追加工もお任せ

注型のマスターモデルの製作や、ウレタンなどの樹脂全般の成形品の追加工も当社で承ります。

注型のマスターモデルの製作や成形品の追加工では、高い精度が求められます。

ウレタン注型とは 6面フライス加工

当社は独自技術「フルフラット加工」により、お客様の求める精度を実現していきます。

ときにはテスト加工などで確認しながら、高いクオリティで加工を進めることもあります。

なぜここまで精度の高い加工ができるのかというと、治具製作の実績が多いからです。

岸本工業では日々の製造において、加工者が治具を考案しております。

こうした積み重ねが、あらゆる加工の精度の高さにつながっているのです。

 

注型以外の試作の工法についてもご相談できます

注型以外の試作の工法とはどんなものがあるのか、知りたい方もいらっしゃるのではないでしょうか。

試作・開発の担当者の中にはプロセスが分からず、当社へご相談をされることもあります。

例えば試作の工法においても、そのメリット・デメリットを知らずに注型を選ぶと思い通りにならない場合もあります。

そのため、どのようなときにどのような加工が適しているのかを踏まえた上で、試作方法を選ぶ必要があります。

当社は大田区をはじめとした全国の加工メーカーとは協力関係にあります。

どのような試作が必要か検討した上で、切削加工だけでなく真空注型や射出成形のご提案も可能です。

ウレタンなどの材料や工法に関するご相談、見積もり依頼などは、下記お問い合わせ先よりご連絡ください。

【お問い合わせ先】
電話番号:03-5703-8171
FAX:03-5703-8173
お問い合わせフォーム