樹脂のはめあい公差は金属とは異なる
樹脂のはめあい公差と金属のはめあい公差は異なります。
金属では可能だった寸法公差でも、樹脂では難しくなることがあるのです。
寸法公差が異なる理由は、金属に比べて樹脂の方が環境などによる影響を受けやすいからです。
そのため適切なはめあい公差を設定しなければ、組立時に部品同士が合わないという問題が発生することがあります。
岸本工業ははめあい調整を得意としているため、
「樹脂のはめあい公差の設定が分からない」
「うまく組み付けができるか心配」
など、はめあい公差に関するお悩みがありましたらご相談ください。
今回は、はめあい公差と樹脂の性質について詳しくご紹介します。
樹脂は湿度や温度で変化する
樹脂は温度や湿度など、周囲の環境の影響を受けて寸法が変化するため、それにあわせてはめあい公差を設定する必要があります。
しかし、全ての樹脂が同じ条件の環境下で同じだけの影響を受けるとは限りません。
その影響の度合いは、素材が持つ特性によって異なります。
例えば、熱で膨張する樹脂を加工する場合、加工中もしくは加工後に熱が加わったり気温が高くなると、樹脂が膨らんで寸法が変化してしまいます。
この樹脂の特性を無視して公差設定をしてしまうと、部品が組み付けられなかったり、組み付いても緩くなってしまうことがあるのです。
そのため、こういった特性を理解した上で適切なはめあい公差を設定しなければなりません。
特に異なる素材同士を組み合わせる場合は、はめあい公差が悩みの種になります。
当社は、樹脂の性質やはめあい公差の設定を熟知しておりますので、はめあいについてお悩みの方はお気軽にお問い合わせください。
岸本工業ならプラスチックの加工から組立まで一貫対応!
プラスチックの加工や組立、はめあい公差の設定は岸本工業にお任せください。
岸本工業では一貫対応しておりますので、部品を組み立ててすぐに使える状態で納品致します。
また図面化も可能ですので、樹脂のはめあい公差について悩む必要もありません。
実際に当社では設計から組立まで行った事例もございます。
ここでは、設計から組立まで一貫対応できる岸本工業の技術について、より詳しくご紹介します。
しっくりくるはめあいを実現
当社は樹脂だけでなく、金属など別素材の部品とのはめあい調整や公差設定を得意としております。
部品を組み付ける時には、しっくりくるはめあいの感覚を持っていなければなりません。
当社では豊富な経験をもとに、使い方や素材によってどういったはめあいが必要なのかを判断し、適切な公差設定を導き出します。
また当社の寸法精度は、指定寸法に対して±0.03以内を基準としております。
ただ、高精度板厚技術(フルフラット加工)においては、例えば+0/-0.03などプラス公差とマイナス公差のご指定があれば、その通りに加工することが可能です。
樹脂の高精度加工、そしてはめあいの経験・知識により、お客様が使いやすいものを納品致します。
部品調達もお任せください
当社は金属・ゴム・ガラス・セラミックなど、樹脂以外の素材の加工部品を調達することができます。
また、めっきなどの表面処理・塗装・印刷などのご依頼も可能です。
そもそも、必要な部品ごとに違うメーカーへ製作を頼んだり、部品を選定するのはとても大変です。
やっと部品が手元に届いたとしても、組立時に組み付けがうまくいかないという問題が発生するリスクもあります。
そういったリスクを心配したり、手間をかける必要はありません。
なぜなら岸本工業は、難加工を得意とする協力会社と連携し、部品調達から組立まで一貫して行うことができるからです。
金属など樹脂以外の素材とのはめあいを得意としているのも、過去にこういった事例を取り扱った経験が豊富だからです。
「治具や装置の一部の部品を組み立ててほしい」などの、サブアセンブリーも承っておりますので、樹脂の加工部品以外にもご入用のものがあればご相談ください。
樹脂のはめあい公差に悩んだらご相談ください
樹脂のはめあい公差は、適切な設定と感覚が必要になります。
岸本工業はこれまで一貫対応してきた経験により、樹脂のはめあい公差について熟知しておりますので、設計段階から公差設定についてご相談いただけます。
ご相談時にはお客様のご要望や用途などをお伺いし、適したはめあい公差で加工・製作致します。
もし、金属など他の素材の部品調達や組立作業が必要な場合にはお申し付けください。
その他樹脂を使った加工や製作についてお困りごとがあれば、お気軽にご相談ください。
【お問い合わせ先】
電話番号:03-5703-8171
FAX:03-5703-8173
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