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塩ビ加工業者を選ぶなら岸本工業へ!高い技術力で多様なご要望にお答えします

塩ビ加工に対応している業者についてご紹介します

塩ビ加工に対応している業者の選び方、またどのような業者があるのかについて詳しくご紹介します。

どのような業者に頼めば理想とする塩ビの加工を精度良く行えるのか、知りたい方が多いのではないでしょうか。

なぜなら、塩ビは利用価値が高いのでたくさんの業者が対応しているからです。

そこで、ご依頼内容に合った業者を選ぶことができるように、まずは大まかな傾向をご説明します。

塩ビの加工を行っている業者は大きく分けて、下記の2通りに分類されます。

  1. 主に塩ビや五大汎用樹脂の加工を専門的に行っている業者
  2. 塩ビを含めたプラスチック全般の加工に対応している業者

また工法には、1次加工の切削加工や射出成形、2次加工の曲げや、接着・溶接があります。

①の業者は、塩ビの1次から2次加工まで一貫して対応しているところが多いため、その分製作コストを削ることができます。

ただ材料は塩ビや五大汎用樹脂にしか対応できないという業者が多いです。

②の業者は、1次加工までを手がけるところが多いですが、塩ビ以外の樹脂素材にも対応しているため、他の材質の部品が必要な場合に最適です。

また業者によって、塩ビのパイプの製作を行ったり、精度が高い小さめの塩ビのパーツを加工したりと、得意とする工法が異なるので、事例や実績なども参考にすると良いでしょう。

さらに、業者によって寸法精度が異なるので、製品に必要な精度で加工できる業者を選びましょう。

最終的に製作物に必要な工法や寸法精度などを把握して、条件を満たす業者を選びます。

塩ビ 加工業者 配管

樹脂加工を行っている岸本工業では、塩ビの他、プラスチック・樹脂全般の精密加工に対応しております。

他の業者とは異なり、切削加工の他、それに付帯する接着や曲げ加工なども行っており、樹脂以外の材料の部品調達も可能です。

高い精度を要求する切削加工や、一括でご依頼したい方は岸本工業へお問い合わせください。

お問い合わせ先(お見積り・ご相談)はこちら

塩ビ加工業者はどんな加工に対応してるの?

塩ビ加工業者がどのような加工に対応しているのかは、ご依頼前に必ず確認しなければなりません。

塩ビは安価で加工性もよく、物性も優れているので、サイズや形状も多様に調整できます。

そのため、業者によっては対応している工法も多数あります。

多くの加工業者では、切削加工、射出成形などができます。

また当社のように業者によっては、曲げ、接着・溶接などにも対応しています。

切削加工と射出成形の両方を行える塩ビ加工業者は少なく、どちらかに対応している業者が大半です。

これらの工法について説明しますので、最適な方法を選んで、業者も絞れるようにしましょう。

工法について
切削加工 棒や板状の塩ビ材料を削り出す方法
高い精度が出る
業者からの納品が早い
精度は業者によって異なる
射出成形 熱で溶かした塩ビ材料を型に注入して成形する
金型を作るので初期コストが高い
業者からの納品は遅め
大量生産に向いている
曲げ加工 熱を加えて曲げる
接着・溶接加工 塩ビを溶剤や熱で溶かして、溶融させる

上記の表のように、塩ビはとても加工性に優れています。

そのため小さな部品から、ラップなどの日用品、水道パイプ、壁紙などの内装と、多種多様な形状が上記のような工法によって作り出されています。

塩ビ加工業者によって、対応している加工は異なりますので、目的の製品に必要な加工技術を持った業者を選んでください。

当社は切削加工とそれに付帯する加工に対応しております。

高い精度を求めたり、細かい調整などが必要な場合は当社にお任せください。

加工内容や精度についてもっと詳しく知りたいという方は、下記お問い合わせ先よりご連絡ください。

お問い合わせ先はこちら

切削加工(マシニング・旋盤)

切削加工はマシニングや旋盤のような工作機械を使用して、板状や丸棒状の塩ビを削ったり、穴をあけたりして成形する加工方法です。

射出成形などのように金型が必要ないため、初期コストが低く、高精度の加工ができます。

少量多品種の製造に向いており、岸本工業では1コ~小ロットに対応しています。

金型を介さないので、顧客の要望をダイレクトにワークへと落とし込めます。

また、切削加工業者は細かい要望や微調整に、素早く対応してくれるというメリットがあります。

塩ビ 加工業者 切削

■マシニング
マシニングは、NC工作機械やマシニングセンタを使用し、材料を切削する機械加工です。
マシニングセンタ(Machining Center)は、切削工具が回転し、材料が固定された状態で、フライス削り、中ぐり、穴あけ、ねじ立てを含む複数の切削加工が可能です。
また、数値制御の工作機械なのでプログラムに従って工具を自動交換できます。

■旋盤
丸棒状の材料を回転させ、工具刃物を当てながら削る工法のことです。
そのため、回転軸に対して同心円状に加工されます。

切削加工を行う業者は、マシニングや旋盤などの異なる工作機械を使って、精度の高い複雑な部品を仕上げることができます。

 

曲げ加工

塩ビ材料を加熱してやわらかくし、力を加えて曲げる工法です。

適切な条件で熱を加えないと、塩ビ材料の表面がやわらかくなり過ぎることがあります。

塩ビは比較的低温でやわらかくなるので加工はしやすいものの、金属に比べて熱収縮しやすいので扱いには注意が必要です。

その他に、加工業者は塩ビ材料の厚み、R寸法、形状、気温、などを考慮しながら製作にあたります。

塩ビ 加工業者 曲げ

 

溶接・接着加工

塩ビは比較的低い温度で溶けるので溶接に向いています。

また溶剤に溶けやすいため、接着も難しくはありません。

塩ビ 加工業者 接着

■溶接
塩ビにホットジェットガン(塩化ビニール類溶接機)で熱風を噴射して、塩ビの溶接棒を溶かしながら接合します。
部品同士がお互いに溶け合って結合するので、強度や気密性は高いです。

■接着
塩ビの部品同士の接合部に溶剤を塗って溶かし、溶剤が気化したあとに、再び固まることで接合します。
短い時間で行うことができ、一般的には塩ビの溶接加工に対して補助的に行われます。

 

射出成形

射出成形は塩ビに熱を加えて溶かし、金型に送り込んだあと、冷やすことで成形します。

金型が必要となるので、初期コストが高くなります。

また細かい仕様変更がある場合は金型を調整する必要があるため、時間とコストがかかります。

切削加工より寸法精度は劣りますが、大量生産に向いている成形方法です。

一度金型を製作すれば金型を使い回すことができるので、生産量が多いほど製品単価は安くなります。

 

塩ビ(ポリ塩化ビニル)とは?

塩ビは優れた特長が多く、その性質を全て把握するのは難しいかもしれません。

そこで、性質や特徴を短所も含めて、分かりやすくまとめてご説明します。

■塩ビの長所

  • 安価:安く機能的にすぐれている
  • 軽い:重さは鉄の1/6、アルミニウムの1/2程度
  • 機械的安定性:強度などが経年劣化しにくい
  • 可塑剤を添加することで硬さの調節が可能
  • 耐薬品性、耐油性:芳香族系炭化水素類、ケトン類、環状エーテル類以外には強い
  • 透明性:透明度が高い
  • 難燃性:燃えにくい
  • 電気絶縁性:電気を通さない
  • 耐食性:錆びにくい
  • 耐久性:酸化による劣化が少ない
  • 耐疲労性:繰り返し力を加えても疲労しにくい
  • 低摩擦性:滑りがよい
  • 耐クリープ性:荷重をかけても時間とともに変形が起きにくい
  • 接着性:部品同士を接着しやすい
  • 印刷性:プリントや、凹凸のある表面処理がしやすい
  • リサイクル性:リサイクルしやすい

■塩ビの短所

  • 衝撃強度が低い:特に70℃以上や5℃以下の時
  • 耐熱温度がやや低い:60~80℃
  • 可塑剤がしみ出すことがある
  • 溶けたときの粘度が高く、大きな射出形成に不向き
  • 有機溶剤に弱い:芳香族系炭化水素類、ケトン類、環状エーテル類に弱い

塩ビは価格が安い割に、他の汎用プラスチックより物性に優れています。

そのため、塩ビは切削加工、接着、溶接 、 曲げなどの加工が容易にできます。

また、可塑剤を添加することで柔軟に硬さを調節できます。

たとえば身近なところで例を出すと、硬質の塩ビは水道のパイプなどに、軟質の塩ビは食品用のラップなどに利用されています。

金属よりはるかに軽く、強度や耐久性などが経年劣化しにくいため、塩ビのパイプなどは耐久年数が約50年もあります。

塩ビ表面には印刷がしやすく、凸凹した質感の表面処理もしやすいので、デザイン性に優れます。

このように長所が多い塩ビですが、短所もあります。

溶ける温度が低いので、高温の環境では使用できません。

また、軟質の塩ビでは、高い配合率の可塑剤が溶け出すことがあります。

そのため、べたついたり、溶け出した可塑剤が、他の素材に浸透したりすることがあるのです。

もし材料選定で塩ビを選ぶか迷っている方は適当な業者へご依頼せず、当社へご相談ください。

当社は製作内容や用途をお伺いした上で、最適な材料を選定します。

 

五大汎用樹脂の一種

塩ビ(ポリ塩化ビニル)は五大汎用樹脂の一種です。

五大汎用樹脂は、合成樹脂の中でも熱可塑性樹脂に分類され、さらにその中の熱変形温度が約100℃未満の汎用プラスチックに属します。

五大汎用樹脂は通常、ポリ塩化ビニル (PVC)、ポリエチレン (PE)、ポリプロピレン (PP)、ポリスチレン (PS)の4種の汎用プラスチックのことを指します。

「5大」とあるように5種類を表していますが、通常はこの4種類と考えても差し支えありません。

それぞれ同じように見えますが、特性は異なります。

塩ビは、他の五大汎用樹脂とはことなり、燃えにくく、耐候性などがあります。

そのため防火用途にも用いられ、屋外でも経年の劣化が少ないです。

また塩ビは、他の五大汎用樹脂より剛性や耐久性、透明性に優れます。

しかし塩ビは他の五大汎用樹脂より、耐熱性に劣ります。

このように塩ビは加工性が高く、幅広く大量に利用されるので、扱っている業者もたくさんあるのです。

 

塩ビで加工・製作できるもの

塩ビを使って加工・製作できるものは多岐にわたります。

サイズ的には、数センチの小さなものから、業者によっては、パーツを接着・溶接加工でつなぎ合わせて数メートル以上のものまで、製作することが可能です。

厚さも薄いシートやフィルム状にしたり、パイプのように厚みのあるものを製作する業者もいます。

このように優れた加工性をいかして、下記のような用途に利用されています。

  • 上水道管・下水道管用のパイプ・・・耐久性があり、パイプ内壁の摩擦も少ないため
  • 電線の被覆・・・電気を通さず、燃えにくいため
  • 壁紙や床材、窓枠(防火の用途として)・・・燃えにくいため
  • 農業用のビニールハウス・・・透明度、耐久性ともに高いため

そのほか、自動車や家電部品、食品用ラップ、輸血バッグ、医療用のチューブ、人工心肺カテーテル、ガーデンホース、縄跳び、靴底、テント、断熱材、クッション材、文房具など、例をあげればキリがありません。

このように、安価ですぐれた加工性と物性があるので、幅広く利用されるのです。

塩ビの加工をお考えの方は、最適な加工技術をもった業者を選びましょう。

 

プラスチック加工業者岸本工業の技術と製作事例

プラスチック加工業者である岸本工業は制作実績が豊富で、塩ビの加工事例もございます。

ここではまず、塩ビの加工事例をご紹介します。

塩ビ 加工業者 事例

こちらはサニタリー装置メーカー様からのご依頼で製作した配管ユニットの開発試作品です。

材質は透明塩ビを使用しています。

複数の細かいパーツを製作し、実験を繰り返して段階的に試作しました。

こちらの事例では透明塩ビを使用していますが、他の種類にももちろん対応しております。

また、当社の得意分野は高精度加工と可視化加工です。

寸法公差は±0.03mm以内を基準としておりますので、金属代替のご相談も可能です。

透明性樹脂に関しましては、実験や観察など、高い視認性が必要な場合にも対応できる可視化加工を行います。

精度や透明性を求める加工はぜひ岸本工業へお任せください。

樹脂加工業者「岸本工業」についてはこちらもあわせて御覧ください。

 

塩ビや樹脂加工は岸本工業にご相談ください

塩ビや樹脂加工のご依頼を検討されている方は、一度岸本工業へご相談ください。

今回の記事では塩ビの加工方法や材料についてご紹介しましたが、実際にモノづくりの専門家に詳しく相談したいという方もいるのではないでしょうか。

当社はご依頼内容にあわせて柔軟に対応し、必要であればより良いものが作れるようご提案致します。

試作・開発の支援も可能ですので、お気軽にお問い合わせください。

【お問い合わせ先】
電話 03-5703-8171
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