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アクリル板のサイズ表~キャスト・押出し板の違いや注意点をご紹介~

アクリル板のサイズ表について

どのような寸法の商品があるのか、注文時に注意点はあるのかなど、ご質問を頂く事があります。

今回の記事では、弊社で販売しているプラスチックシートの特徴や寸法について、そして一般的な注文時の注意点をプラスチック加工専門の岸本工業がご紹介します。

弊社の製品は機械加工用途に向けて加工した、厚さが揃った「商品到着後すぐに加工ができる」優れもの!

他のメーカーで「大きさの指定ができない」「規格外の大きさ(薄さ)の製品が欲しいけどなかなか手に入らない」等、お困りになった事はありませんか?

岸本工業では、必要な時に必要な量、そしてお求めの寸法のプラスチックシートをお届けいたします。

高精度の加工に”すぐに”役立つ弊社の製品は工程数削減に貢献します。

是非特徴や提供寸法をご覧いただき、導入をご検討ください!

 

岸本工業のアクリル板のサイズ表(尺・厚さ)

岸本工業の製品の寸法表と商品の特徴をご紹介します。

弊社で販売しているプラスチックプレートは「FULL FLAT(フルフラット)」「FULLFLAT Lite(フルフラットライト)」の2種類です。

このうち、FULL FLATのみアクリルに対応しております。
(FULLFLAT Liteは対応しておりません。詳しくは下記のFULLFLAT Liteの寸法表の項目より詳細をご覧ください。)

 

●FULL FLAT

【特徴】
・均一な板厚、精密加工に適した高精度なプレート
・板厚が高精度だから一次加工の工数や加工時間を短縮(生産性向上)
・金属からの材質転換を実現
・2面・6面フライスで、1枚からのご注文可能
・ご支給材の加工にも対応
・表面粗さは▽▽▽に対応、ご指定も可能です。

【サイズ】

サイズ 板厚
2面フライス 350mm×1200mm 1.0t~100.0t
(指定寸法に対応しております)
6面フライス 350mm×1000mm

※寸法のご指定は、上記の範囲内で対応可能です。

【厚さについて】
・厚さのご指定は最薄1.0tまで対応
・厚さの公差は±0.03以内を基準としており、任意で公差指定をすることができます。

【素材について】
プラスチックで各種取り扱いがございます。

【納品形態】
・2面フライス(裏表)
・4面フライス(側面のみ)
・6面フライス(表裏、側面)

FULL FLATの詳細はこちらからご覧ください。
FULL FLATについて

 

●FULL FLAT Lite(フルフラットライト)

【特徴】
・一般部品加工用に低コスト、使いやすい寸法でご提供。
・規格寸法のプラスチックプレートを展開しています。
・2面フライスで、1枚からのご注文が可能です。
※FULL FLAT Liteはアクリルの取り扱いがございません。対応している素材につきましては、以下をご覧ください。

【長さ1000Lタイプ】

カット サイズ 対応素材
1/2 1000mm×245mm PEEK、PPS、ベークライト、ユニレート
1/4 495mm×245mm
1/8 295mm×295mm

 

【長さ1200Lタイプ】

カット サイズ 対応素材
1/2 1200mm×295mm ナイロン、ポリアセタール
1/4 595mm×295mm
1/8 295mm×295mm

 

【対応板厚(長さ1000・1200共通)】
3.0t~30.0t

FULL FLAT Liteの詳細はこちらからご覧ください。
FULL FLAT Liteについて

上記をご覧になり、何かご不明な点等ございましたらお気軽にお問い合わせください。

 

規格外のアクリルシートの寸法にも対応

FULL FLATにつきまして、弊社では規格外の寸法にも対応しております。

他社ではメーカー規格のみの取り扱いという場合が多いため、任意の寸法に対応できない場合があります。

弊社では上記の寸法表にあります大きさの範囲内であれば、ご指定の寸法・厚さ・表面粗さの加工に対応しております。

メーカーの規格にはない薄さに仕上げる加工も可能です。

「欲しい大きさが表に無い」「欲しい寸法の製品がメーカーで販売していない」とお困りでしたら、お気軽にご相談ください。

 

アクリル板の透明度の調整も可能です

この素材の魅力のひとつに透明であることが挙げられます。

この透明である特性を活かし、弊社では機械や装置などの可視化部品などの製作も行っております。


(画像左側は弊社のアクリル切削加工、右側は通常のアクリル切削加工)

透明度について「大体の内部の様子が見えれば良い」のか、「細かい動きや文字も読める程度」なのか、ご要望や用途によって必要な透明度は異なります。

また、発注者の方の主観によって透明度の認識に差が出る場合があります。

このため機械加工部品等のご注文の際、透明度についてご希望がある場合は、ご要望の透明度をお伺いし、場合によってはサンプルをご覧いただくなどの確認をさせていただきます。

しっかりとヒアリングをし、ご要望と納品物のすり合わせをしっかりと行いますので、ご要望を満たした透明度で製品を納品いたします。
(※FULL FLATは加工方法を一定に定めているため、透明度の指定には対応しておりません。)

対応可能な透明度のレベルや技術など、詳しい情報につきましては弊社営業窓口までお問い合わせください。

 

アクリル板のサイズ表を見るときの注意点

商品を注文の際注意していただきたいポイントがあります。

このことは一般的な加工業者が販売する製品についてですが、寸法を見ただけで注文をすると、ご希望と異なるものが納品される可能性があります。

注文する際は商品について知識を深め、詳細な情報も見て注文することをお勧めいたします。

ここでは商品を注文する際の、寸法以外で見るべきポイントについてご紹介します。

キャスト板か押出し板で対応サイズが異なる場合がある

アクリルには色や大きさの他にも、種類がある事をご存知でしょうか。

製造方法によって押出しとキャストがあります。

簡単にご説明すると、「押出し」は樹脂をローラーで文字通り押し出して作る方法です。

一方キャストは、樹脂を型に流し込んで作る製法です。

製法に違いがあるため性質も異なります。

押出しによる製品は熱に弱い性質のため、熱加工がしやすい利点があります。

このため、曲げ・接着・レーザー加工に向いており、一般的にサイン・ディスプレイ・什器等板厚精度を問わない用途で使われています。

キャストによる製品と比べて安価で入手できるのも魅力のひとつでしょう。

多くのメリットがある押出しの製品ですが、硬度が低いため、反りやクラックが入りやすいデメリットがあります。

一方、キャストの製品は硬度が高く、切削加工がしやすいので機械加工に適しています。

主に切削加工を必要する工業用部品向けに使われています。

(弊社のFULL FLATもキャスト材を使用しております。)

デメリットとしては、押出しと比べると高価である点が挙げられます。

また、押出しとキャストでは対応できる大きさが異なる場合があります。

注文する場合にはどちらの製品なのかを注意して選ぶことをお勧めします。

弊社、岸本工業では掲載しました大きさの範囲であれば厚さや寸法のご指定が可能です。

商品選びで悩まれたらお気軽にご相談ください。

 

アクリル板が反ってしまうことがある

もうひとつ注意したいポイントはこの素材の性質に関する事です。

この素材は、熱に弱いため、保管・使用する環境によってはプレートが反ってしまうことがあります。

また、立てかけてたわんだ状態で長時間保管すると反りが出やすくなりますので、保管方法にもご注意ください。

通常の商品や弊社で販売しているフルフラットにも共通している事なので、もし高温の場所で使用する場合には、別の材質をご検討されることをお勧めいたします。

弊社は幅広いプラスチック加工に対応しておりますので、加工前の材質選定のご相談も承ります。

代替品となるプラスチックプレートをご提案いたしますので、お気軽にご相談ください。

 

 

アクリル板のお見積り依頼はこちら

弊社、岸本工業が取り扱っているプラスチックプレート「フルフラット」は、厚さが揃い、メーカー規格にはない薄さも提供可能である点が特徴の商品です。

高精度なので後工程の組立性が向上し、製造の効率化に貢献します。

 

プラスチック各種取り扱っておりますので高精度なプラスチックプレートをお求めでしたら是非弊社の商品をご検討ください。

また、ご不明な点がありましたら、下記までお気軽にお問い合わせください。

【お問合せ先】
電話 03-5703-8171
FAX 03-5703-8173
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