透明性樹脂のテスト加工

可視化するための透明樹脂といえばアクリル、ということで
日頃からアクリルはよく加工していますが
用途によっては物性面でNGとなる場合もあります。

そんな中、先日サンプルを頂いた透明性樹脂
「PMP(ポリメチルペンテン)」を削ってみました。
PMPのほか、TPXとも呼ばれていますね。
PPAPではありません・・・念の為。

削ったサンプルはこちら↓
(左:アクリル 右:PMP)

ややPPっぽい雰囲気?があります。
切削したままですが、背面の文字がはっきり見えます。

アクリルと比較した場合のメリットは
・軽い
  比重0.83(1.18)
・耐熱温度が高い
  PMPの連続使用温度120℃(77℃)・荷重たわみ温度203℃(90℃)
・耐薬品性
  一部有機溶剤を除き酸・アルカリに耐性あり
・耐スチーム性
 沸騰水中で加水分解しないのでスチーム滅菌が可能
・電気特性
 PTFEレベルの低誘電率(誘電率2.1、誘電正接0.0008(@10GHz)
 樹脂の中で最も誘電率が低いとのこと

(( )内はアクリルでの数値)

同じような用途での可視化素材としてポリカーボネートなどもありますが
透明度の再現性はPMPの方がよく、可視化部品の切削としては幅が広がりそうです。

用途としては
理化学系実験器具・食品容器・医療機器部材など、これまで耐熱性や耐薬品性が問題になった分野で
幅広くご提案ができそうな、新しい発見でした。
ガラスからの素材転換もできそうですね。

アクリル・PMP問わず、可視化部品を作りたい!というご要望ございましたら
弊社営業担当までお気軽にご相談ください。